ドリーム小説

















雪がきれいなクリスマス。

目覚めて見つけたプレゼントの山に頬が緩む。

きっと妹は私なんかとは比べ物にならないくらいの量をもらっているのだろうけれど、私にはこれくらいで十分。

今年も、わたしはこの学校に残って。

妹は、両親の旅行に誘われて。

今年も、旅行をするから。

だから学校に残りなさい。

妹には帰っておいでと書いてあったらしいけど。

今更あの人たちと旅行をしたいという気持ちはなかったから、構わないけれど。

人気のない学校。

薬学教授の研究室で調合のお手伝いをさせてもらう。

だれにも邪魔をされない、有意義な時間。

このやさしくて不器用な教授と共に、クリスマスを過ごす。



夕食のメニューはたいそう豪華で。

思わず頬がほころぶ。

ポッターの姿もあったけれど、私には関係のない他人だからと話をすることはなく。

休暇を終えて戻ってくる騒がしい時間を想うとひどく憂鬱ではあるけれど。


そう思いながらもやっぱり私は薬学教室に入り浸った。



























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