ドリーム小説
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壱
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うららかな昼下がり。
うとうととそのまま眠りへといざなわれていこうかな、と思っていた。
一瞬前までは。
「いっ、〜〜〜〜!?」
いきなり感じた腕の痛み。
それはまるで何かに噛まれたみたいなもの。
慌ててそちらを見れば見慣れた赤い美しき彼女。
が、私の腕に噛みついていて。
といっても、じゅんこの毒は何かある時以外は孫兵が抜いているから特に問題はないのだが。
黒曜石のような綺麗な瞳が私を覗き込んでいた。
「じゅんこちゃんか。」
その気配に気がつけなかった自分になんだかなあ、と思う。
思いつつもその細い体をそっと支え持ち上げる。
が、
「ぐえっ、」
それから抜け出したかと思えば私の首に思い切り巻きついてきた。
「ちょ、じゅんこちゃん、苦しい苦しい、」
うわあ、どうしよう。
冗談抜きで苦しいかもしれない。
「っ、じゅんこ〜!!」
ようやっと現れた彼女の主が慌てた様子で近づいてくる。
「!見つけたじゅんこ!」
はたはたと走ってきた孫兵が彼女を目にとめ飛びついてくる。
「ぐえ、」
私の首に巻きついたままだったじゅんこちゃんに直接飛びついてきたものだから、もちろん私の首はしまるわけで。
「孫兵、苦しい苦しい」
「!すみません、先輩!」
慌てて離れた孫兵。
大丈夫ですか?と覗き込む瞳は心配そうで。
「ああ、大丈夫だよ。」
そう言いながらその頭を撫でてやれば気持がよさそうに目を眇めた。
その数秒後に私の腕を絞め殺すかの勢いでじゅんこちゃんがまきついてきたのは御愛嬌ということで。
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はんなり様リクエスト、生物委員長。
四分の一くらいしか、リクエストに添えてない気がするのはきっと気のせいです。
楽しかった。
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