ドリーム小説
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弐
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「・・・逃げた。」
放課後。
さてさて、委員会、と思い向かった先。
見事に開いたままの扉。
中には何の影も見つからず。
「・・・いないですねえ。」
「・・・逃げちゃったんですねえ。」
「探しに行かないとですねえ。」
後ろの水色たちは、慣れたようにぴよぴよとさえずっている。
いつもであれば、俺も仕方がないなあ、と言っていられるのだが・・・
おそらく先輩は今こちらに向かっているところだろう。
と、いうことは・・・。
脳裏をよぎった予感。
間違いなくそう言うことが起こっているのだろうな、と思いながらも虫取り網を手に取った。
「さて、と・・・先輩を探さないとな」
毒虫に囲まれた先輩の悲鳴が聞こえてくるまであと少し。
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八ちゃん視点。
生物可愛い。
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