オープニング出演おめでとう!!

 










注意書き。
カオス
18期ネタばれれ。
18期をネタにさわがしたかっただけ
が、それすらできていない
あ、夢じゃないよ。



















ぱんぱん!


部屋に入ると同時に聞こえてきた音。

それと同時に目の前には紙吹雪が舞い散る。

俺の横に立っている勘右衛門をみれば驚いたようにぽかんと口をあけていて。


「「「おめでとう!勘ちゃん(勘右衛門)!八左衛門!」」」


中にいた兵助の、雷蔵の、三郎の、満面の笑みに、もらった言葉に

ふつふつと喜びが溢れて。

「、ありがとな」

「俺も、ありがとう、出れるなんて思わなかったから、嬉しい。」

そう言って勘右衛門は照れくさそうに笑った。


「さ、入って入って!今日は夜通しでお祝いをしよう!」

雷蔵に手を引かれ、中に入り腰を下ろす。

隣には雷蔵、もう片方には兵助だ。

勘右衛門は兵助と三郎の間に落ち着いた。

「勘ちゃん勘ちゃん勘ちゃん!!!おめでとう!本当におめでとう!」

「えへへ、ありがとう、兵助。」

全力で喜びを表す兵助は勘右衛門に飛びつかんばかりの勢いで、言いつのる。

その姿は犬のしっぽと耳が見えてきそうなほどだ。

「兵助、」

兵助の服を微かにひっぱって兵助を呼ぶ。

「俺には?」

怪訝そうに振り向いた兵助に自分を指差して問う。

「ああ、おめでと。勘ちゃん勘ちゃん!」

一瞬目を合わせたかと思えばすぐさま勘右衛門へと視線を戻した。

「え、ちょ、それだけ!?」

「あきらめなって、八左衛門。」

あまりにも淡白なそれ。

ショックを受けていればぽんぽんと雷蔵に肩をたたかれて。

「ほら、八左。さけ、飲み明かそうぜ?」

目の前にいた三郎が悪そうな顔で酒びんを持ち上げた。

「ちなみにこれ、6年の先輩方が祝い酒にってくれたんだ。」

「ちゃんとおつまみもあるよ。」

同じ笑みを浮かべる二人。

でも、雰囲気はまったくの正反対。

それになんだか笑いがこみあげてきて。

「そうだな、今日は飲むぞ!」





「・・・なんでつまみが豆腐しかないんだ?」

おちょこに入れた酒をくいとあおって、湿った口内に何か食べ物を入れようと思って、つまみを見ればそこには白い物体ばかり。

「兵助に頼んだらそうなった。」

三郎はそう言いながらちびちびと酒をあおる。

こいつは酒に強いからつまみなしでも飲み続けられる。

だが、俺はそこまで強いわけではないわけで。

しかたなく豆腐に手を伸ばした。

と、

「この豆腐は勘ちゃんのために用意したんだ。八に食べさせるためじゃない。」

「え!?」

あっけなく伸ばした手は兵助によってはたかれて。

「兵助、俺こんなに食べれないから八にもあげてよ。」

勘右衛門の苦笑した顔に兵助はあっさりと頷いた。

・・・兵助にとって俺はどんな位置づけにいるのかがものすごく気になった。

「でも、いいのかなあ・・・」

「どうしたの?」

不意に勘右衛門がもらしたそれに皆が顔を向ける。

「だって、俺、まだ登場してそんなにたってないのにオープニングに出たりして・・・」

それにふわり雷蔵が笑った。

「だって八なんて出るのにどれくらい時間がかかったか・・・」

胸にぐさりときた。

なんなんだ?!

い組は俺の心をえぐりたいのか?!

そんなに俺を落ち込ませたいのか!?

「勘ちゃんだもの、かまわないんだよ。」

そんな兵助のよくわからない理由に、怒る心も失せたけど。


「ちなみに、今日は学園中がドンチャン騒ぎだ。」

三郎がはじめと変わらないペースで酒をあおり続けている。

ちなみに雷蔵はもう夢の中だ。

兵助はいつもの無表情に近い表情から一転、ふにゃふにゃ笑って勘ちゃんと豆腐をつつき合ってる。

(といっても勘ちゃんはそれを苦笑しながら見てるだけで食べてないが。)

「ああ、俺らのほかにも新しく出たやつらがいるからな。」

その新しく登場した人物を頭に思い浮かべていると、ばたばたばた。

夜に似つかわしくない足音。


がらり


開いた襖。

驚いてみればそこにはなぜか黄緑が。



「・・・・・・」

「・・・・・・」


お互い無言で向き合った後

口を開いたのは向こうだった。


「あれ、なんで三年長屋に五年生がいるんすか?」

「いや、ここ五年長屋だから。」


てか、また迷子かお前は。

「次屋三之助。」

三郎が静かにその名前を呼べばはい?と首をかしげて次屋は返事をした。


「おめでとう、お前も飲め。」


にやりがおはまったくもって酔いの気配を感じられなかった。


「お前らもみんな出てたな。」

「はい。藤内たちもいたんすよ。」

潰れた雷蔵の場所に座り、酒をあおる次屋も相当強そうだ。

「三年長屋でも騒いでたのか?」

「そうっす。厠に席を立ったら皆消えたんすよ。」

おかしなことに。

そう続ける次屋は本当に無自覚なのだろう。


「〜〜〜〜!」


微かに遠くから聞こえてきた声に、そっと襖をあける。

するとそこには動き回る複数の影。


「おい、次屋ならここにいるぞ。」

それが聞こえたのだろう、全力でこちらに走り寄ってくる五つの影。

(そのうち一人は引っ張られている。)


「竹谷先輩!三之助がすみません!」

富松が慌てたように声をあげてきたので構わないと返す。

「あ、おめでとうございます!」

これまた思いついたように言われた言葉に、お前もな、と返してやる。


「他の三年も来たのか、入れ入れ、酒を飲め。」

次屋に絡みながらも器用にこちらに目を向けて促す三郎。

「そうだよ、おいで。」

眠りに入った兵助を膝に乗せたまま勘右衛門もそう言って。

ちらり、こちらを見てきた三年の集団に笑っていった。



「今日は祝い酒だ、飲み明かすぞ?」


それに元気よく答えた神崎。

目の前なのにあさっての方向へと走り出そうとした神崎を慌てて止める富松

入る瞬間に見事なこけかたを披露してくれた三反田。

礼儀正しく失礼しますと声をかけて入っていく浦風。

ぺこり頭を下げてじゅんこをなでた孫兵。


襖をあけたことで部屋の中の酒の匂いが幾分か飛んだ。

それに微かによっていた体も覚まされて。

部屋の中ではじまったどんちゃん騒ぎ。

忍びには似つかわしくない満月の夜空を見上げて笑みを一つ浮かべた。

出れたことよりも何よりも、こうやって皆でわいわい騒げるのがいい、な。

そう思い中を再び見やる。

目があった勘右衛門も同じ気持ちだろう。

ふわり、笑うその顔に俺も笑い返した。







お前らと共に入れる、それが何より幸せなんだ





























※※※
何が書きたかった?
自分でもわからない。

とりあえず、18期おめでとう!
オープニングおめでとう!
というのが言いたいだけに作ったためわけがわからないかおすに・・・
しろちゃんもいれたかった・・・。

みんなおめでとう!
はちざかっこいいよ!
勘ちゃんびっくりだ!
さんのすけさんのすけ!しろちゃん!
製作時間、三十分・・・
なんて暴挙!



 2010年 3月29日 ”煌きの篝火 輝きの灯火” 煌 那蔵