ドリーム小説










魔法122























は今日も目覚めない。

彼女が眠りについてどれくらいたったのか。

はじめは医務室に存在していた彼女だが、一月たつころに、元の部屋に戻された。


そのせいで、彼女の見舞いは極端に減って。


赤毛の双子にディゴリーにグレンジャー。

それからドラコ。

彼らは時折訪れて、のそばで時を過ごす。

私の部屋にはいることに躊躇がなくなってきていることはこのさいおいておこう。

そして、睦月。

奴はダームストロングをやめ、このホグワーツへと転入という形でやってきた。

そして、この男はあろうことか、私にすべてを語った。

内容は自分がこの世界に来てからのこと、帝王と共にあった時間のこと。

それから、の今の状態のこと。

それらを好きなだけ話して睦月は笑った。

今までみた中で一番陰のない満面の笑みで。


「俺はちゃんのそばにいますんで。」


と。


が眠る中でも、事態は進む。

ポッター等がダンブルドア軍団などと言うものを作ったり

それが原因で校長が退けられたり。

評判のすこぶる悪い闇の魔術に対する防衛術の教授。

それに双子が楯突き大広間で花火を打ち上げ箒に乗って学校を出ていったり。





けれど、それらどれもが、ひどく色あせて見えて。




きっと、そう、それは、認めたくはないけれど




、おまえがいないせいだ。

「だから、さっさと目を覚ませ」

応えがないとわかっていても、言わずにはいられない























back/ next
戻る