ドリーム小説







配達ギルドのあれこれ 












「あの、大丈夫です?」

デュークがいたヨームゲンをでて、マンタイクへと戻る途中。
気遣うような皆の視線に居心地の悪さを感じていれば、代表するかのように、エステルさんが言葉をくれた。

デュークの前で大泣きしているタイミングで、こいつら、家に入ってきたのだ。
ノックって知ってる・・・・・・?
いや、でも、カロル君人の家をピッキングであけるくらいだしな・・・・・・
へらり、エステルさんに笑い返せば、ほっとしたような雰囲気を返されて。

「デュークにいやなこと言われたの?」
「うちが成敗しにいってやろうかの?」

カロル君が、パティちゃんが見上げてくるからその頭を軽く撫でて。

「無理してんじゃないでしょうね」
「痛かったり、悲しいときはちゃんとそう言うのよ?」

モルディオさんが目をそらしながら、ジュディスさんがほほえみながら言ってくる。

「言いたくなったら言いに来い。いつでも話聞いてやるよ」

ユーリさんがぐしゃりと私の髪の毛をかき混ぜて、ラピードが慰めるようにすり寄ってきた。

「捜し物は、見つかったの?」

ゆっくりとのぞき込んできたレイヴンさん。
心配だと表面的には告げるその瞳は__どこか警戒して見えて。

「それがなぁんにも、わかんなかったんですよねぇ」

”私が、ここに、いるべき存在ではない”と言うこと以外は

私の返事にレイヴンさんは、次こそ見つかるといいね、と小さくこぼした。




あなたたちに、私の理由を、意味を、話す必要なんて、ないんです。





配達ギルドと気遣う視線

















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