ドリーム小説
魔法151
見た目は子供で。
でも中身は思っている以上に大人びて。
少し癖のある英語を柔らかく操る。
俺におびえて、あのいけ好かないスネイプを全身で求める。
穏やかに笑って、皆を和ませるかと思えば。
スネイプを守るように大声を張り上げたりもして。
常に、想像のつかない動きをする少女。
この屋敷の中、いつだって、スネイプをまち続けて。
迎えがこなかったとき、まるで迷子になったかのように、おびえた。
それなのに、決して俺の手を取ろうとはせず。
俺に助けを求めることはせず。
何度かホグワーツにつれていこうか、と問うたが彼女は笑って待つと答えたんだ。
そう、少し前もそういって笑っていたというのに。
いったい、これは、どういうことだ?
倒れる。
そして彼女に声をかけるのはクリーチャー。
ふれた体は冷たく。
呼吸だって驚くくらい静かで。
動かなくなった、親友の姿が、よみがえって、
ぞくりと、した。
この秘された屋敷で、何者にも脅かされないはずのこの場所で、
いったい彼女に何が起こったのか。
混乱する頭の中、今しなければいけないのは___。
「クリーチャー!俺たちをつれてホグワーツに姿くらましをしろ!!」
いらだちは、迎えにこなかったあいつに向いた。
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