ドリーム小説







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死の秘宝について
夢主サイドとオリキャラとで話が別に進行します。
つまり教授出現頻度が下がります。

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魔法175






















大好きなの

本当は

みんなみんな、ずっと一緒に入れたらいいのに、ってそう思うくらいに。

大好きなの

本当に

みんなみんな、私に笑顔をくれる優しい人たちが




つたない言葉を聞いてくれるハーマイオニーも

ぐしゃぐしゃとお兄ちゃんみたいに頭をなでてくれる双子も

それを申し訳なさそうになおしてくれるロンも

笑いながらも優しく見守ってくれる彼らの家族も

穏やかに私の話を聞いてくれるドラコも

ふわふわと相談に乗ってくれるルーナも

手をつないで一緒にお散歩してくれたセドリックも

私の手を取って、この世界で共に生きることを選んでくれた睦月君も

連れてきてしまった私にほほえんでくれるレギュラスも

他にもたくさん。

私に声をかけてくれる人たち。




みんなみんな、本当に大好きなの


いつだって笑っていてほしいって、そう思うくらい。





でも、ごめんなさい

だいすきで、だいすきでどうしようもないみんなだけれど。




でも、それ以上に、大好きな人が、いるの



その人は、


こんな私を受け入れてくれて

そばにいることを許してくれて

根気強く教えてくれて

道を示してくれてる


優しい人で


みえないところで手を貸して

隠れながら守って

うそをつくことで危険から遠ざけて

悪い顔で笑ってみせる


不器用な人で



低い声で私を呼んでくれて

手に触れてくれて

抱きしめてくれて

好きだと言ってくれる


暖かい人で


自らに課した罪に苛まれ

自分の過去を悔やみ憎み

いつだって罰をその身に刻み

大嫌いな相手の、忘れ形見を、大好きな人の子を守り続ける


強い人で


いつだって闇を背負い、

後悔に苛まれて

焦がれる相手を失い

愛しさに戸惑って


いまでもなお、彼女を想い続ける


一途な人で



闇に浸り

光をおそれ

世界を嫌悪し

自分を否定する


誰よりも、脆い、人で



私にとっての、

世界で

真実で

唯一で

絶対の

存在


この人がいるからこそ、私はこの世界にある

この人が生きる姿が私にとっての真実




だから、ごめんなさい



何よりも誰よりも大好きなこの人を、私は守りたい。



この人を失うくらいなら、それ以外を切り捨ててしまってかまわない。



この人以上なんて、どこにもないの


愛しい人が、ハリーを、百合の花の名前を持つあの女の残したものを、


守らずにはいられないように







校長室の中、私をみて不器用に笑うこの人を







私は愛さずにはいられない


















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