ドリーム小説
魔法2
ホグワーツ魔法学校魔法薬学教授、セブルス・スネイプは、その日ある夢を見ていた。
そこは、真っ暗なところで、上も下もわからない。
ここにいるのは、自分だけなのか。
はたまた見えないだけなのか。
そもそもここにいるのは本当に自分なのか。
自分という皮をかぶった別のものではないのか。
考え出せば、きりが無い。
そんな思考に取り込まれていたときだった。
「・・・っうわあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
不意にほとばしるは、絶叫。
身を切り裂くかのような悲痛な叫び。
おどろおどろしいまでの感覚が自分を包む。
それはあまりにも深く自分を侵食した。
真っ暗な闇。見えるはずの無いそれ。
永遠に続いていそうなその空間。
そんな闇のなか、聞こえた悲痛な叫びへと手を伸ばしたのは、気まぐれか、それとも・・・。
その時自分は確かにそれを掴んだ。
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