ドリーム小説










魔法43
















決して一人で出歩くな。


突然のきょうじゅからの言葉

理解できないそれではあったけれど、なんだかんだできょうじゅは私にマイナスのことはいわないわけで。

おとなしく、部屋に閉じこもって、何かがあるときはきょうじゅと一緒に部屋を出て。

残念ながらセドや双子たちと出会う機会はなかったけれど、それでも、毎日ほどほどに生きていて。


だから、私は知らなかったんだ。

この場所に今起こっている不可解な現象を。

その被害者たちを。

「ハー子・・・?」

きょうじゅと一緒に向かった医務室。

そこに横たわる女子生徒は、依然私を助けてくれた人で。

そのとなりには、いつもお世話になるミセスの姿。


「きょうじゅ・・・?」

どういうこと?

なにが起こってるの?

言葉にできない疑問文。

けれども、きょうじゅはふわりと私の頭をなでただけで何もいってはくれなくて。


きょうじゅ、きょうじゅ、言葉にしてくれないと、私はどうしたらいいかわからないじゃないですか。


最近全くかまってくれないのも、常に机に向かっているのも、これが理由なんですか?


ねえ、きょうじゅ___







かくされたしんじつはどくのようににがい














、手伝え。」

唐突の、言葉。

きょうじゅは、私を見ずに、そういった。

なにを作っているの?

私になにができるの?

気になることはたくさんあって。

でも、頭に浮かんだミセスたちの姿に、意味を理解して。


「きょうじゅ、私にできること、いって、です。」


私は力になれないかもしれないけど、きょうじゅのお手伝いくらいだったらできるはず。


きょうじゅの手となり足となり、込める願いはどうか、元に戻りますように、と。

どうか、まえみたいに、わらってほしい


















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