ドリーム小説










魔法47














、久しぶり。」

「久しぶり!セド!!」

相変わらずイケメン笑顔で、セドは笑う。

格好いい。

ぎゅう、と抱きつくがまったくゆらがないとか、本当もう。


去年もらったのに一度も使ったことのなかったメモ帳。

どきどきしながら文字を書き込めば、そのメモ帳はまるで紙飛行機のように飛んでいって。


すごい、と感心している間に返事が返ってきたのだ。


日時と場所と書かれた紙が。


その場所に向かえばふわり、笑うセドがいたわけで。


、手を出して?」

笑顔でそんなことをいわれたら出さずにはいられない。

ばっと両手を前に突き出せば、その上にかわいいラッピングの施された箱がおかれて。

何事かとセドをみる。

「お土産、だよ。僕の住んでる街のおすすめのお菓子。」

お菓子!!

たとえこの学校でよく甘いものを食べていようと、うれしいものはうれしくて。

「セド、大好き!!」

ぎゅう、と力の限り抱きついた。

「ふふ、ありがとう、。僕も大好きだよ。」

照れることもせず楽しそうにセドは抱きしめ返してくれた。



が、



「「!!」」

「え?」

聞きなれてきた両側サウンド。

同時にセドからべりりとはがされて。

何事かと目を白黒させていれば


ぎゅう、と左右から抱きつかれる。

「セドリック・ディゴリー!」

「これは僕らのだからね?」

「「取ったら怒るから!」」


「フレジョ!おろして!セドと遊ぶの!」

せっかく久しぶりにあえたセドだというのにじゃまをするのは双子たち。


「なんだい、!」

「僕たちだって久しぶりだろう!」

「「僕たちとは遊んでくれないのかい?!」」

それはそれは驚いた、そんな表情をされた。







大好きな、友達たち

























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