ドリーム小説










魔法48















「・・・・・・」

「・・・・・・」


目の前にいるのは、犬。

それはそれは大きな、犬。

真っ黒で体中汚れていて。

それでも瞳だけは爛々と輝いていて。


そっと手を出せば、びくりと一度からだをふるわせて、そしておそるおそる、こちらに近づいてきた。


・・・かわいい。


ポケットに入れていたクッキーをそっと出してみれば、驚くべき速度でそれをとられて、租借されて。

もうないの?

とでもいうようにこちらを見てくる。


「ちょっと待ってて?とってくるね。」



こんなかわいい動物を放っておけるわけがない。

以前お世話になったキッチンに顔を出せばあれよあれよと用件を問われ、すぐさま用意が始まって。

気がつけばその用意の間に椅子に案内されて、お菓子を出されて、お茶をしていた。

おいしいお菓子とお茶をいただいて、ボックスに詰められた様々なお菓子や食べ物を手に持って、意気揚々とキッチンをでていく。

見つからないように、と、注意しながら森にたどり着き奥へとはいる。

と、とびかかるように黒い犬がよってきて。


「ほら、ゆっくりお食べ!」

ボックスを地面においてふたを開けてやればすごい勢いで食べだした。

そっと背中をなでればちらり、一瞬だけこちらに視線を向けたけれどそれよりも今は食べることに必死なようで。

それをよしとしてさわさわとその体に触りまくった。









かわいい犬を餌付けしました








癒される!!























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