ドリーム小説










魔法64



















、です。」



目の前には夕ご飯の並んだ大きなテーブル。

それは四つの寮にわかれていて。

私が今いるのは、セブルスの横。

とてつもなく不機嫌な表情をされているが。




あのとき、大勢に目撃されてしまった私は、秘密、のままじゃいれなくなった。

シリウス・ブラック、という全く持って知らない人の共犯者だとか、てだすけをした、だとか。

よくわからない疑いをかけられる前に、公表してしまおう。

そういうことになったらしい。

と、いうのも、丸一日、私はセブルスにすがりついて寝ていたらしく、起きたらそういう状態になっていたのだ。


目の前のたくさんの視線が自分に向くのは非常に居心地が悪くて。

ゆっくりとセブルスのうしろにかくれる。

が、あっさりと前に押し出されるわけで。


「とある事情でホグワーツで面倒をみておる。生徒ではないからの。授業にはでておらん。怪しい子ではない。わしらが素性を把握しておる。」

校長の説明に耳を傾ける。

うそは言っていないけれど、本当のことも告げてはいない。

校長らしい。

ほがらかに笑っていた表情が引き締められた。


「だが、先の事件にこの子は関係ない。それだけはきちんと伝えておこう。」


その言葉に、皆の視線が再びこちらを向く。

でもそれは信じてほしいから。

まっすぐと、背筋を伸ばしてセブルスの前にたつ。

そうすれば後ろから優しい手のひらが支えてくれて。


「どうぞよろしく、お願いします、です。」



ゆっくりと頭を下げた。









学校公認の居候





お昼にも歩けるようになりました
























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