ドリーム小説










魔法67





















「「!?」」

「いったい」

「どうしたっていうんだい??」

「スネイプ教授に」

「無理矢理」


「「手伝わされているのかい??」」


お仕事、と称した雑用。

初めての授業は大好きな友人がいる学年。

セブルスに続いて教室に入った瞬間。

向けられたのは二人の声。

いつの間にか真横に着いた二人が、左右から交互に声をかけてくる。

びっくりしたけれど、友人がいることで緊張が少しだけ収まって。

「ちがうですよ、フレッド、ジョージ。」

私は、セブルスのお仕事のお手伝いをしているのです。

そう伝える前に、不機嫌な声が私を遮る。


「グリフィンドール、10点減点。席に座り賜え、ウィーズリー!」


遮った声が伝えた内容に、双子は楽しそうに笑って。

「やれやれ、相変わらずの保護者は過保護だね」

「でも、楽しそうだ。そしてなにより、」

「「元気そうでよかったよ、!」」


両側からくしゃり、頭をなでられれば、うれしさで頬がゆるむ。


「さてさて、これ以上、我らの愛する寮から点数を引かれない内に」

「席に戻るとしますか。」

ちらり、伺ったセブルスの顔は非常に凶悪で。


だというのに、目の前の二人はただただ、笑う。

たのしそうに、うれしそうに。


。おしゃべりが目的なら、部屋に戻りたまえ。」


セブルスの言葉にあわてて首をふって、彼へと駆け寄る。


「おしゃべり、しないです!お仕事、がんばるですよ!」


手持ちぶさただった日々。

与えられた少しだけのお仕事。


この世界でなにも持たない私だけれど、

この世界でなにもできない私だけれど、


あなたがさしのべてくれた手を、精一杯つかみ続けることは、できるから。



あなたが私を見限って捨てるそのときまで

あなたが私を嫌いになって置いていくそのときまで











どうか、一緒にいさせてください









前よりも望むことは大きくなった



























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