ドリーム小説
じゅうなな
くたりとしたその体を抱きしめながら屋上の床に座り込む。
赤い顔のままの彼女は可愛くて可愛くて。
むすりとした表情で俺から逃げる。
「さ、すけ。」
なんどもなんども、兄さんとよぼうとするたびに口をふさいだからようやった学習したみたいで。
彼女は俺の名を呼ぶ。
舌っ足らずでまた可愛い。
「ん?なに?」
その髪をさらさらと弄びながら問えば、そっと向けられた視線。
瞳を見つめ返せば、居心地が悪そうに、する。
でも、視線はまじ合わせたままで。
「私、自分のいいように解釈して、いいの?」
少しだけ不安そうに、ぎゅうと服の裾をつかみながら、君は問うた。
「佐助、が私のこと、すき、なんだとか、思っても・・・」
どんどん小さくなっていく声。
それと同時に下がっていく顔。
やばい、どうしよう、俺自分を止められそうにないかも。
「好き」
「すきだよ」
「だいすき」
一言告げるたびに顔にキスを振らせて。
くすぐったそうに身をよじる君に、何度も告げる。
「、大好きだよ。」
何度だってつげよう、このおもい
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