ドリーム小説
宵闇 睦
「、お前最近食堂に行っているか?」
その質問に顔を上げればいつものメンバー。
自習になったのでみんなで集り勉学に励んでいた時。
その質問を発した滝夜叉丸の顔がどことなく心配げで思わず頬が緩んだ。
「なっ、何を笑っている?!」
「いや、滝心配してくれてると思って。」
「んなっ!心配などしていないっ!!」
「優しいんだねぇ〜滝夜叉丸君。」
「タカ丸さんっ!」
「照れてる。」
「照れてなどいないぞ!喜八郎!」
その光景に微かに笑えばもう一つの声。
「だが、確かに最近食堂で見かけないな。・・・ちゃんと食べているか?」
いつもは滝夜叉丸との言い合いで騒がしい三木エ門も心配げに尋ねてくきて。
それにふわり胸があったかくなる。
「大丈夫だ、三木。俺はちゃんと食べてるから。」
「だが_「三木。が大丈夫だっていってるんだから、大丈夫だよ。」・・・そうか」
さらに言い募ろうとした三木エ門を喜八郎がやんわりとだがしっかりと遮った。
喜八郎だけはが彼女を苦手としていることを知っているので、そのように言ってくれたのだ。
「・・・まあ、無理はするなよ?」
それでもちゃんとそう言ってくれた。
「ねえ、ちゃんの髪触らせて?」
「・・・遠慮します。」
時を計ったように尋ねてくる、年上の同級生に苦笑を加え返事をする。
「もう、何で一度も触らせてくれないのさ!」
「・・・何となくですよ。」
すねたその様子は、全く年上のようには見えないが。
「うう〜触りたい。」
「俺のなんかより綺麗な人いっぱいいますよ?」
「ちゃんのがいいのに・・・。」
「タカ丸さん、ちゃん付けをしないでください。」
「やめたら触らしてくれる?」
「・・・このままでいいです。」
「では、タカ丸さん!私の髪なら、自由に触ってくださってかまいせんよ?」
「え、ほんと?」
「はい!この滝夜叉丸の髪は〜〜〜〜〜」
自称(?)サラストを言うだけあって確かにその髪質は素晴らしい。
それにつられるかのように、タカ丸は滝夜叉丸の髪へと近づいていった。
うだうだと話しだした滝夜叉丸を放って喜八郎と三木エ門と再び机に向う。
「思うにが食堂に行かなくなったのは、あの人が来てからだったよな?」
一度口を閉ざしたあと三木エ門は再び問うた。
「雅さんが嫌いなのか?」
___嫌いなわけじゃない会いたくないんだ。
「。これわかんない。」
答えるより先に喜八郎に質問されて、視線で三木エ門に謝ると喜八郎に向き直った。
喜八郎に感謝しながら。
※※※
4年生と
タカ丸さんも若干感づいてたり。
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