ドリーム小説
記憶を辿って78 僕の名前
三郎次
左近
久作
みいんなみんな
僕にとって大事な友人
僕にとって、かけがえのない仲間。
この世界でも、あの時と同じようにクラスの中で浮いていた僕に手を差し伸べてくれた。
違うクラスだとか、関係なく名前を呼んでくれた。
だいすきだいすき
だあいすき
だけどね、ちょっとだけ、ちょっとだけ。
さみしい、って言う気持ちもあって。
ほてりほてり。
一人で帰る道はあまりにもさみしくて。
いけいけどんどん
その声はもう聞けないのかなあ。
暴れん坊の暴君。
でも、僕にとってあこがれの先輩。
強くてかっこよくて、僕もいつかああいう風になりたいって。
そう思うような。
そしてその後ろで、僕たちを見守ってくれていた紫。
普段はうっとうしいとか言われていたけれど、僕にとって頼りになるお兄ちゃんみたいな優しい先輩で。
ぐだぐだといいながらも、自分を磨くことを怠らなかった尊敬できる先輩。
目の前で、何度も道をたがえてたのは黄緑色。
気がつけば、けもの道に分け入って、目の前から消えていたり。
僕がへばっていたら、無言で背中を差し出してきてくれる、心配りができる先輩。
僕に一番近いからか、いつも僕を励まして応援してくれていた大好きな先輩
それから、いつも泣き虫で、怖がりで。
でも、人一倍泣き虫。
そんな大事な、僕の初めての後輩。
それは、そう。
今ちょうど目の前を歩いている子みたいな___
「しろ、先輩・・・?」
呼ばれた名前は僕のもの
よんだのは___
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